2010年05月27日

『宮城野』2つのヴァージョンについて

 『宮城野』は、これまでさまざまな劇場や映画館で上映されてきましたが、上映時間の異なる2つのヴァージョンが存在することについて多くの方からお問い合わせをいただいております。
 そこで、あらためまして、ここに2つのヴァージョンについてのご説明をさせていただきます。

 原作は戦後を代表する劇作家・矢代静一の戯曲『宮城野』。女郎・宮城野と写楽の弟子・矢太郎の心の虚実の交錯を描いた対話劇です。

 【スタンダード版】は、矢代静一が宮城野を「マグダラのマリア」を原像として描いた、戯曲本来のテーマ性・構成に軸を据えて仕上げました。

 【ディレクターズカット版】は、原作にさらに、「写楽の謎」というミステリー要素を強調しながら、矢太郎という男の生きざまにも焦点を当て、宮城野と矢太郎を主人公に据えて作り上げました。

 原作が傑作戯曲であることから可能となった「新たな試み」といえるでしょう。DVD化されたスタンダード版はもちろんのこと、ディレクターズカット版についても、随時、各地の劇場や映画館で上映・公開する予定です。是非、2つのヴァージョンを体感し、その違いをお楽しみください。


【スタンダード版】(デジタルハイビジョン上映・77分)の上映・公開実績
・三越劇場(2009年10月18日)
・赤坂レッドシアター(10月27〜11月2日)
・兵庫県立芸術文化センター(2010年3月21日)
・TMシアター新宿(5月15日〜21日)
・ブリリアショートショートシアター レイトショー公開(7月16日〜31日)
・第9回はままつ映画祭招待上映(11月4・6日)
※現在、DVD発売発売・レンタル中

【ディレクターズカット版】(35mmフィルム上映・113分)の上映・公開実績
・第11回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭特別上映(2008年10月31日)
・第1回フィレンツェ日本映画祭特別招待(2009年11月28・29日イタリア)
・名古屋シネマテーク ロードショー公開(2010年5月29日〜6月11日)
・第9回・新京極映画祭招待上映(10月15・16日)
・恵比寿「東京都写真美術館ホール」にて東京プレミア上映(2011年3月4日)
posted by 山崎達璽事務所 at 00:00| 活動情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする